どうも。ルーボです。
理系で技術系総合職を受けようとすると、 エントリーシート(以下ES)には必ずと言っていいほど「研究内容」を書く欄があります。
そして、その後の面接においても、研究内容を深く聞いてくることが多いです。私が受けたある企業は60分の面接のうち50分は研究内容について時間が設けられました。
その他の企業においても、半分以上の時間は研究内容について費やされました。
技術系総合職の就活ではそれだけ研究内容が重要な項目ということです。そして、この研究内容は一度しっかりとした内容を書いてしまえば、ESに応じて文字数を変えるくらいなので、その後楽になります。
逆に言えば、未熟な「研究内容」を書いてしまうとどの企業も通らなくなってしまうかもしれませんので、最も力を注げるべき項目です。
そこで今回は
就活時代に技術系総合職のESを30社提出し、30社全て通った経験のある私が、通る「研究内容」の書き方をご紹介していきたいと思います。
今回紹介することは文系の方が受ける職種には関係のないことなので、ESの出す数についてやESの基本的な書き方についてを参考にしてみてください。
内容の簡素化
ESの研究内容で企業が知りたいことはいくつかあると思います。その人の考え方であったり、どのように研究をしていたかのプロセスであったり、研究内容そのものであったりすると思います。
そんな中でも、どんな企業であれ、必ず見ていることは、研究内容をどれだけ簡単に説明できているかということです。
どんなに難しい研究内容であっても、とにかく簡単に書くことが重要です。極端にいうと、高校生が見ても理解できるくらい簡単な文章にすることが目標です。
自分の研究と同じ分野にバックグラウンドがある人がESを見ることはまずないです。(受ける企業によるかもですが)
そんな人でもある程度理解してもらえるような内容を書くことによって、要約して説明できるという能力をアピールできます。
自分だけでは簡単になっているか判断ができない場合、違う専門や文系の友達などに見てもらうことが効果的だと思います。
目的を明確に
何のためにやっているか。目的をしっかり書くことが重要です。
背景と目的が混同しがちで、背景を書いて満足している人が見受けられます。しかし、背景はあくまでも目的を説明するための修飾に過ぎません。そのことを忘れずにしっかりと目的を書きましょう。
文量としては、文字数の制限時間にもよりますが、背景二行にたいして一行でスッキリ書くことをおすすめします。
自分が研究で行ったこと
ここが一番重要です。その研究の課題を述べたあと、どう解決していくかという研究のコアとなるとこです。
ここでは分かりやすく説明するだけでなく、オリジナリティであったり主体性もって研究したことをしっかりと述べる必要性があります。
自分が注力した点は、自分が最も分かっていると思いますので、書き方に焦点を当てます。
やったことが同じであっても、書き方一つで伝わり方が変わります。下記の2つを例にとります。
例①この課題に対して◯◯を行い、△△を~~することで□□が向上しました。
例②私はこの課題の解決には◯◯が重要だと考えたため、△△を~~する方策を行うことで、□□の向上をはかりました。
①よりも②の方が主体的に研究を進めたのが分かります。このように、自分が注力した点を主体的に考えたとアピールすることは、割りとできていない人が多いので必ず抑えておきましょう。
あとは、文章を書く上の基本ではありますが、分かりやすく書くという意味で、「この課題解決のために私が注力した点は二つです。一つ目は~」と書きましょう。
今後の展開
これはESの文字数が600字以上などで、余裕がある時で構わないと思いますが、今後の展開を書くと相手の理解が深まります。
目的が分かって、課題も分かって、自分が何をやったのかも分かって、、、で結局何かいいことあるんだけっけ?となることがあります。
目的の再認識と、この研究の意義を強める働きがあるので、今後のストーリーは書くと効果的です。
仮にESに入りきらなかったとしても、面接で必ず活きてきますので、ESを書くときに一緒に考えておきましょう。
最後に
ウェイトと共に流れを確認すると
背景【2】→目的【1】→課題【2】→注力点【4】→結果【1】
という感じですね。【】がウェイトです。単純に文量だと思ってください。
背景が長くなり過ぎないように注意して、目的を明確にして、注力点に重きを置き、分かりやすく書く。これだけで、ES通過率は格段に上がります。
面接でもキーになってきますので、しっかり時間をかけて洗練された「研究内容」を仕上げることをおすすめします。
でわ、また。