どうも。ルーボです。
エントリーシート(以下ES)で志望動機の次くらいに頻出な項目で『最も頑張ったこと』というものがあります。頻出ということは企業が知りたいことであり、重要な項目であることは言わずもがなです。
そこで今回は
就活時代に技術系総合職のESを30社提出し、30社全て通った経験のある私が、『最も頑張ったこと』の書き方をご紹介していきたいと思います。
最も頑張ったことはをしっかり書いておけば、次に頻出である『自己アピール』にも使えると思うので一石二鳥です。『最も頑張ったこと』と『自己アピール』が併用してあるESの場合は内容をしっかり分けた方がよいですが、基本的な書き方は同じだと思うのでこの記事を参考にしてください。
私が受けていたのは技術系総合職ですが、今回紹介するないようは文系の方が受ける職種においても、根本的な書き方や気を付けるところは同じだと思いますので参考にしてください。
また、ESの出す数についてやESの基本的な書き方についてはこちらをご参照ください。
『最も頑張ったことを教えてください』は何を聞かれているのか
頑張ったことはあるけど、、、それをどう深く掘り下げれば良いのか方向性に悩むのがこの設問だと思います。企業はこの経験からどのようなことを聞きたいのかを考えなければなりません。
優しい企業だと、どのベクトルで書いたらよいか教えてくれてるところもあります。例えば、「学生時代最も頑張ったことを教えてください。また、頑張ったことはその後どのような経験に活かされているか教えてください。」みないな感じです。
企業それぞれ聞きたいポイントが違うかもしれませんがおおよそは以下のことを聞いていることが多いです。
・どのように頑張ったのか
・頑張った結果、どのような成果があったのか
・その経験で得られたことは何か
・別の活動で活かされていることはあるか
つまりはその経験の中で
PDCAサイクルをまわすことができたか?
と聞いているようなものです。
PDCAとは
就職活動を始めるとよく耳にする『PDCA』。
簡単にいうとこんな意味です。
PLAN:計画する
DO:実行する
CHECK:評価する
ACT:改善する
これは社会人になった時に非常に重要になってきますし、案外できてない社会人も多いです。なので企業も、PDCAをしっかり理解している人に来てほしいという目的のもと、ESで評価しているわけです。
ESではDOのところだけ書いてしまう人が多いと思います。そして、実際の仕事でもDOだけを行ってしまう人が最も多いです。また、CHECKが一番疎かになりがちですが、最も重要なところであったりします。
したがって、これらを踏まえて、ESにおいてもしっかりPDCAに沿って書くことで、私は実業務でもPDCAを意識して仕事できますよっていうアピールになります。
例えば、最も頑張ったこととして
例文:私が学生時代頑張ったことはサークル長をつとめたサークル活動です。
と書くとします。
ここから掘り下げることとしては、上記の繰り返しにはなりますが
・どのようなことをどんなプランで遂行したのか
・サークル長を務めてどのような成果があったか
・得られた気付きなどは何か
・サークル活動以外で活かされていること
ということになります。
目的の明確化
PDCAを回す目的も重要です。つまり何をゴールとして頑張ったのかです。目的が不明瞭であったり、メリットがない、つまりはやる意味がないものであると、もはやPDCAを行う意味がありません。
例文:私が学生時代頑張ったことはサークル長をつとめたサークル活動です。私がサークル長を務め、風土・仕組みを改革したことで、サークル生の参加人数が増加しました。
例文でいうところの
・なぜサークル活動を頑張ったのか
・なぜサークル長をやろうと思ったのか
・なぜサークル生の参加人数を増やそうと思ったのか
正直、学生生活中で頑張ったことはあったとしても目的や計画を明確にして行った経験というのはなかなか無いと思います。なので私の場合は、無理のない範囲でそれらしいものを後付けして決めていました。
ESでは文字数が限られていて、必ずしも書いていたわけではないですが、目的を考えておくことで面接で活きてきたりします。ESで書ききれていないところで、企業が聞きたいことは後でしっかり聞いてきますので、ESのうちにしっかりと考えておけば支離滅裂な内容を面接で話さずに済むと思います。
成果を定量的にかく
これはなかなか難しいのですが、非常に重要なことです。
例えば
例文:私が学生時代頑張ったことはサークル長をつとめたサークル活動です。私がサークル長を務め、風土・仕組みを改革したことで、サークル生の参加人数が増加しました。
と書くとします。
これだけでは、どのくらいの期間でどのくらい増加したが分かりません。
一年間で10人が20人の2倍になったのと
一年間で10人が100人の10倍になったのとでは成果が大分違います。
成果が正確に伝わらなければ、成果がないのと同じです。
どのような成果でも定量的に示し、どのくらい貢献したのかをアピールし、相手に理解してもらわなければ、意味がないのです。
内容のオリジナリティ
上述していたような例文のサークル長のエピソードは正直言ってインパクトは薄いです。部活の全国大会とか留学などインパクトは濃いですし、エピソードとしても書きやすさもあるかもしれません。
しかし、過去に経験したものは変えれませんし、うそをつくわけにもいかないので、自分の手札の中でどれだけオリジナリティを出せるかを考えましょう。サークルやアルバイトが一番一般的ですが、例えば、ブログとか株とか趣味の登山とかどうでしょう。
例えばブログだったら、目的はインプットが多い学生生活とは別にアウトプットの機会を設けることで社会人に必要な力を養うため。とかでしょうか。今即席で書いたので社会人に必要な力ってなんだよ(笑)とか、いろいろ突っ込みどころありますが、しっかり内容作りこんでいけばオリジナリティでてくるんではないでしょうか。
サークル活動を題材にしたとしても、目的(方向性)を絞っていくとオリジナリティでる気がします。例えば学級委員という30人規模の長の経験はあるけど100人規模の長はしたことがなく、そういう経験はサークル長でしかできない。そういう経験をすることで俯瞰的な目や~~~を養うことができると考えた。私は~~~な能力と、この経験から得られた~~~で~~~に貢献したいと考えているから、~~~
これも同じく即席で考えたので、100人の長の経験必要かよ(笑)とか突っ込みどころ満載ですが、、、、言いたいことは上記みたいなストーリを立てといて(ESに書くやつではなくてES書くようの軸みたいなやつを自分の中にもっておく)、今まで述べてきた内容を意識してESに落とし込んでいけば自ずとオリジナリティでてくるんではないでしょうかってことです。
ネットに落ちている内容ではなくて、自分でしっかり考えていけばオリジナリティはしっかり出ると思うので、楽をせずしっかり考えましょうということです。
最後に
重要な点は書いてきましたが、実際のESで書ける文字数はせいぜい400~500文字です。上記の内容をしっかり織り込もうとすると、書ききれなくなってしまいます。なので要点をしぼり、端的に書いていきましょう。
ただ、ESに書ききれない内容、ストーリーや軸みたいなものはしっかり考えておきましょう。それらは、その先の面接、もっといえば自分のキャリアプラン、人生とか繋がっていくと思います。
大変だとは思いますが、しっかり時間をかけて、しっかり考えて、就職活動頑張ってみてください。
では、また。