どうも。るーぼです。
『ドラゴンクエスト ユアストーリー』を見てきました!
感想を綴っていきます。
最初に点数
☆4.1/5.0
(Filmaksに対応した点数)
世間の評価に比べるとだいぶ高いかもですね。
批評・酷評が多いので
私はあえて大絶賛な感想を綴っていきます。
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☆5.0:文句なし
☆4.0:人に進めたい
☆3.0:まあまあおもしろい
☆2.0:2回目は見ない
☆1.0:時間を返してほしい
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参考ですが
私が思う映画の面白さの指標は
どれだけ自分をその世界に引きずり込んでくれるか
でありまして
圧倒的没入感を与えてくれる映画が好きです。
映画と没入感の関係~私の好きな映画とは?に関してはこちらの記事で書いてますので参考までに
あらすじ
魔物たちに連れ去られた母を取り戻すことを目的として、少年リュカは父パパスと旅をしていた。旅の道中、遂に魔物の長であるゲマと遭遇。魔物たちと激しい戦いを繰り広げるパパス。しかし一瞬のスキをつかれ、リュカが人質にとられてしまい、手出しができなくなったパパスは、リュカの目の前で無念の死を遂げてしまう。。。
それから10年後。故郷に戻ったリュカは「天空のつるぎと勇者を探し出せば、母を救うことができる」というパパスの日記を発見する。父の遺志を受け継ぎ、リュカは再び冒険の旅にでることに。 立ちはだかるいくつもの試練、そしてビアンカとフローラ、2人の女性をめぐる究極の選択。 果たして冒険の先に待ち受けるものとは、、、
スタッフ・キャスト
原作・監修:堀井雄二
総監督・脚本:山崎貴
監督:八木竜一、花房真
フローラ :波瑠
ヘンリー:坂口健太郎、高月雪乃介(幼少時代)
アルス:内川蓮生
パパス:山田孝之
本編感想 ネタバレなし
いやあ、ドラクエの世界観にものすごく没頭してしまいました。
とても楽しく、ずっとわくわくしていました。
ちなみに、私のドラクエ経験としては
ドラクエ5をプレイ経験したことはありません。
ドラクエでプレイ経験があるのは
・イルとルカ
・ジョーカー(いくつか)
くらいでしょうか。
僕のステータスをまとめると
・20代男性
・ドラクエ5経験なし
・ドラクエはいくつかプレイ経験あり
→世界観やモンスターの知識あり
・ドラクエ好き
という感じです。
そんな僕がこの映画を観ての所感は
『最高!もっと観ていたい!!
そしてドラクエ5やりたい!!!』
です。
僕の場合、モチベーションとしては
・Filmarksで酷評されてたしなあとか
・おもしろくないんかなとか
・世界観違うんかなとか
・山崎貴監督だしなあとか
・仕事終わりのレイトショーで寝てまうかもなとか
かなりハードル下げてました、、、笑
その効果もあってか、いざ観始めると
最後までわくわくが止まらんくて寝てる暇なんてありませんでした。嬉しい誤算です。
まあ、ラストの展開が賛否分かれるのは分かります。
これについてはネタバレあり感想で綴ります。
良かった点としては
フローラが可愛い、戦闘シーンが爽快、フローラが可愛い、呪文いっぱい見れて楽しい、フローラが可愛いなどたくさんあるんですが
今回、特によかったなあと思うのは下記四点です。
①映像・音楽の美しさ、そして世界観
素晴らしかった。。。
映像よかった~
スライムのスライム感とか
キラーマシンの金属感とか最高でしたね!
他にも
・ゲレゲレにのって走る爽快感とか
・戦闘の見せ方とか
・呪文の迫力とかバギの弱さとか
・フィールドの見せ方とか
・フローラの可愛さとか
・主人公たちの走り方とか
綴りだしたらキリがないっす!
そして音楽と効果音!!
あのドラクエのテーマを映画館の音響で聞くだけで鳥肌でした。(単純)
BGMの入れ方とか批評多いですが
私はとても楽しめました。
ドラクエでないと成り立たない効果音も最高でした。
世界観壊すどころか
ゲームよりもさらに壮大に描かれていて
個人的には大好物でした。
ドラクエの他のシリーズも映画でやってほしい~
②テンポの良さ
テンポがめちゃめちゃ良かったですね!
これはドラクエ5プレイ経験者からすればマイナスポイントなんでしょうが
壮大なストーリーを二時間にまとめることは無理なので
手法としては最善なんじゃないでしょうか。
テンポが良いと飽きなくて楽しめる一方で
感情移入がしずらくなるというデメリットがありますが
今回はそれが起きにくいんです。
なぜなら、ドラクエをやったことがあれば世界観を把握済みで
ストーリーも予想がつくからです。
非常に効果的なテンポだと思いました。
あとですね
このテンポは心地良いと思ったと同時に
テレビゲームをやっている感覚でもなく
父親のやっているテレビゲームを後ろから観ている感覚でもなく
ある感覚に非常に近いなあと思って観賞している私がいました。
これはネタバレあり感想で詳しく書きます。
③昔に戻れるタイムマシン
これは、特定の映画でしか味わえない感覚ですよね。
最近だと『名探偵ピカチュウ』を見た時に少し味わうことができました。
具体的にいうと
・主人公のバギって弱っちいんだよな
・酒場には絶対あのタルのビールジョッキあるよね
・ジャミってなぜかラリホーマつかうよね
・やはり勇者はギガデインですよね
・ギガンテスと遭遇した時の絶望感
書きだしたらキリがないんですが
ドラクエかじったことがあれば誰でも何か懐かしい感じが味わえるんです!
友達の昔話するの楽しいですよね。歳をとればとるほど楽しいですよね。笑
これを映画で味わえるのってかなり貴重なことだと思うんですよ。
ある程度の過去に
ある程度の強い印象を受けていて
それがある程度自分の中に残っている。
そして
その印象を映画の作り手が理解していて
映画の随所にちりばめてくれている。
これらが揃わないと成立しないと思うんですよ。
この映画は映像、音楽、効果音、シーン、セリフ
色んな角度からずっとこの懐かしい感覚を味あわせてくれます。
ほんとにずっと楽しいです。
私はこれだけでも見る価値のある素晴らしい映画だと思いました。
④ラストの展開
まあ賛否ありますよね。
僕もドラクエ8でやられていたら怒ってたかもです。(笑)
けど、予想の範囲内というか
ドラクエ5をやっていない
ハードルを下げていた僕からすれば
もっとおかしな展開とか脚本を予想していたので
全然楽しめました。
唯一懸念があるんですけど
これもネタバレにつながるので後述します。
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本編感想 ネタバレあり
※ここからネタバレありです。まだ本編を見ていない方は自己責任でお願い致します。
~~~~~~~~~~
さてさて、問題のラストの展開に触れていきます。
※あくまで以降の感想は個人の見解です。
ラストの展開を納得してしまった理由
結論として
今まで映画として観てきた物語は
ある男性が近未来でリメイクされたドラクエ5のゲームで
バーチャル空間にいるというオチですね。
そして、最後に出てきたボスはそのバーチャルを壊そうとするウイルスという設定でした。
つまり、主人公はこの物語が終わると現実に帰らなければならないことを思い出させられてしまうわけです。
そして、それは我々にも突きつけられる形となります。
この没入していた物語は映画なんだと、、、、
ここに憤慨する人が多かったと 思います。
しかし、私は変に納得してしまったんですよね。。。
理由は大きく二つです。
◆テンポ良い中にも不自然さがあった
先述したように
この映画のテンポは心地良いと思ったと同時に
テレビゲームをやっている感覚でもなく
父親のやっているテレビゲームを後ろから観ている感覚でもなく
ある感覚に非常に近いなあと思って観賞している私がいました。
それは
夢で自分がドラクエの世界に入った感覚です。
夢ってすごい早いテンポで話進みません?
そして、すごい心地よいんですけど
最後の最後に夢であることに気付きだして
完全に気付いた時には、めっちゃいいところで目が覚めちゃいませんか?
映画の途中では、ここまで思っていませんでしたが
漠然と不思議な感覚だったんですよ
そして、それをずっと思っていた中で
最後の、実はこれはバーチャルの世界でしたっていうオチで
なるほど!この夢みたいな感覚はそういうことだったのか!と納得してしまった自分がいたのです。。。
テレビゲームだと着実に時間かけて進まないといけないですが、近未来のバーチャルゲームなら、シーンをカットしたり飛んだりできます。(今回も幼少期はスキップしていたので、そこから伏線ではあったんですね。)
批判の嵐かもしれませんがしょうがないです。(笑)
これが私の感想です。。
◆『今回は』の違和感
映画を観るときは大抵、伏線を探しては
映画の着地地点を予想しながら観ていくクセがあるんです。
そして、想像しない着地点や、想像通りのハッピーエンドの着地だったりすると、おもしろい映画の要素の一つとして印象に残るんです。(私の個人的な見方です。)
この映画もキラーマシンと戦うくだりの前に
『今回は』と出てきましたね
この時に想像したオチとしては
この映画のようにこれはゲームで
このストーリーは全滅する
しかし、ストーリーはコンテンニューできる
というバッドエンドを考えたんです。
(ハードル下げていたので)
そしたら、なんとハッピーエンドじゃないですか。
しかも、ちょっとメッセージ残して
伏線から想像した予想よりも
良い終わり方だったんで
ゲームをプレイしていた自分を追体験できるのかあ
と感心してしまいました。
唯一の懸念
この最後の展開が及ぼす影響として
僕にも一つ懸念があるんですよ。
僕、ドラクエ8好きなんで
ドラクエ8も映画化してほしいなと思ってたんです。
だけど、今回普通にストーリーに沿って終わらずに
こういう終わり方をしてしまったことで
ドラクエ8とか他の話の映画化はしない可能性が高くなってしまったのではないか?ということが考えられるのが残念です。。
だってあのオチをやっちゃたら、次もあのオチにしなきゃいけないでしょ。オチというかもはやそういう設定になるのでしょうか。
現代の男の子が、次はドラクエ8をプレイするという内容で始まるのでしょうか?そうなるとコナンのベイカーストリートみたいに中身の内容がまるで異なってきてしまいそうです。それはそれで面白いのでしょうか?ドラクエ8もう一つの物語みたいな。それはそれで観てみたいかも。
もう一つの物語といえば
今回の映画も
前編、後編pat1、後編part2みたいに三部作にして
①ドラクエ5前編 結婚までのストーリー
②ドラクエ5後編pat1~フローラと結婚した場合のストーリー~
③ドラクエ5後編pat2~ビアンカと結婚した場合のストーリー~
って分けて、②、③同時公開とかしたらおもしろそうでしたね。
②、③どっち見るか好みで分けれて良いですし
どっちもみるのも良いですし
発想としておもしろいだけでなく
物語を圧縮しすぎたという批判に対しても
3部作にすることで描ききれなかったストーリも展開できますし。
話それましたが、またドラクエを映画でやってほしいということです。。。
総評
☆4.1/5.0
何はともあれ感想としては
・ドラクエ8で映画やってほしい!!
・ドラクエ5のゲームやりたい!!
です!!
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☆5.0:文句なし
☆4.0:人に進めたい
☆3.0:まあまあおもしろい
☆2.0:2回目は見ない
☆1.0:時間を返してほしい
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でわ、また。