どうも。ルーボです。
2019年アカデミー賞受賞作品
『グリーンブック』
見てきました。
控えめにいって最高でした。
アカデミー賞の意味
人種差別ものでコメディーは邦画ではなかなかないジャンルで、日本人が映画館に足を運んで観るタイプの映画ではないと思います。
私は、人種差別や宗教のような日本人に馴染みがあまりないテーマであるほど、日本人が観るべきじゃないのかなぁ~と思います。ニュース、新聞、ネットの表面的な知識じゃなくて、作品を通じて感情移入して、何かを感じとることができるのは映画くらいだと思うので。。。
そんなに中、グリーンブックがアカデミー賞を何部門も受賞しました。こういう映画がアカデミー賞をとる意味はとても大きいと思ってます。
映画をあんまり見ない人でも、アカデミー賞ならとりあえず見ておくかという気持ちが働くと思うので、日本人に敬遠される題材でも多くの人に見られることになります。
そして、テーマだけでなくこの映画は内容も最高です。アカデミー賞そうなめも納得です。
テーマ的に同じような題材を扱う『ブラック・クランズマン』はあまり知られてないですが、こちらもおもしろいので参考にしてください。題材は似てても描き方まったく違います。
本編感想
黒人天才ピアニストのドクター・シャーリーとイタリア系白人のトニー。予告編を見た段階では、ドクターは人間的に完璧で、トニーは人間的にダメダメという構図かと思っていたが、蓋をあけると全く違いました~。良い裏切り。
どちらも、良いとこ悪いとこがある中で、徐々に相手を尊重しあっていく様はとてもよかった。ドクターが初めてトニーに謝るホテルの階段でのシーンは、映画の中盤なのに泣きそうになりました。胸が熱くなります。男の友情最高です。
そして、脚本がものすごいよくて、爆笑するわけではないんだけど、ふふってなる笑いがいくつもあります。ケンタッキーの骨投げ捨てからのジュースポイ捨てのくだりと、招かれた会場のディナーでチキンが出てくるところはお気に入りです。
エンジンが故障するところは印象的ですし、手紙を修正してあげるシーンはトニー可愛いです。好きなシーンを挙げるときりがないですが、ドクターが「私は何者なんだ!」と嘆くシーンはこの映画のテーマを色濃く表していると思います。
意外だったのは、お涙頂戴演出が少なかったことです。演出が過ぎるのはあまり好きではないんですが、グリーンブックはめちゃ感動する内容なので、もう少し感動演出にしてもよかったのかな~と個人的には思いました。
あとは、この映画を観た人はほとんど言ってますけど、ものすごくケンタッキーを食べたくなります。
私は「ケンタッキーを食べたくなる」では自分を抑えきれず、見終わったあとすぐに「ケンタッキーをめちゃくちゃ食べました」
一人だったのでバケツは買えなかったですが、久々にお腹一杯ケンタッキー食べれて最高でした。ちなみに見終わった足でケンタッキー行ったら、映画館で見かけた人が後ろに並んでて、ふふっってなりました。(笑)
なんか脱線してケンタッキー最高みたいになっちゃいましたが、総じてこの映画最高です。
総評
☆4.2/5.0
もう少しだけ感動的な演出あったら☆4.5でした。
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☆5.0:文句なし
☆4.0:人に進めたい
☆3.0:まあまあおもしろい
☆2.0:2回目は見ない
☆1.0:時間を返してほしい
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でわ、また。